67.耕作や機織りを頑張り、衣食を作り節約しているものは貧乏の側に属する。
耕作や機織りをせず衣食を得て怠けているものは富裕の側に属する。
これを水を入れた器に例えよう。
器を傾ければ高いところと低いところができる。
低いところを貧困とし、高いところを富裕とする。
低いところは愚かに見え、高いところは賢いように見える。
しかし器の水は低いは近く、高いは遠い。
天道は勤労と倹約に近づき、怠惰からは遠ざかる。
だから勤労と倹約は愚かそうにみえるが、必ず成功に至る。
怠惰は賢そうに見えるが、必ず失敗する。倹約と勤労は富裕に至るし、怠惰は貧困に至る。
易経で、「天の道というのは、もしいっぱいになるようなら抑え、謙虚に生きる者に益をもたらすものだ」とあるが、それはまさにこの事を言う。
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