2012/11/18

二宮先生語録66 現代語訳


66.天下のお金は風のようなものだ。風は天地の間に満ちあふれている。
だから、扇子であおげば扇子の風が、うちわであおげばうちわの風が起きる。
もしあおぐことをやめても風が天地の間から無くなってしまったわけではない。
再びあおげば風が生まれる。
お金は人の世に満ちあふれている。
だから豆腐屋を営めば、それ相応の利益が得られ、酒屋を営めば、それ相応の利益が得られ、服屋を営めば、それ相応の利益が得られる。もしその商売を休んでも、お金が世の中からなくなるわけではない。再び商売を営めば、また得られるようになる。

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