68.木を植えても、30年たたなければ、材木として使えない。だから後世のために気を植えるべきである。
今日使う材木は、前の世の人が植えたものなので、後世の人のために今木を植えるべきである。
鳥や動物は今日の食べ物をむさぼるだけだ。人間もただ目の前の利益をむさぼるだけでは、鳥や動物と同じである。
人が人である理由は、譲るということにある。
ここにひと粒の米があるとき、これを食べてしまえばただひと粒の米であるが、もし食べることを譲って田にまき、秋の収穫を待ってから食べれば、100粒食べてもまだ余る。これがいつの世でも変わらない人の道である。
0 件のコメント:
コメントを投稿