2012/11/16

二宮先生語録65 現代語訳


65.鳥や動物は生きるために飛んだり走ったりして、一日も休まずに食べ物を探し求める。
大昔の人間もそうだった。寒い日もや暑い日も、雨の日も風の日も、走り回って苦労し、一日も休むことが出来なかった。今や太平の世の中である。
お金や物が世にあふれてる。
これはちょうど海が波打っているのに似ている。この時代に生まれるものは賢明に働きさえすれば誰でも豊かになることができる。
農耕を頑張れば穀物を得ることができる。それを売ればお金が得られる。
お金があれば、美しい服や食べ物が得られる。欲しいものは何でも手に入るようになる。
このような時代に、怠けて貧乏に悩むものは、水の中で喉が乾いたといい、米倉の中でお腹が空いたというようなもので、お金に流された者たちである。よく考えなければならない。

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