56.勤労と節約は富をもたらし、怠惰と贅沢は貧乏をもたらすのは当たり前のことである。
富は祖先の勤労と節約によってもたらされたもので、貧乏は子孫の怠惰と贅沢によってもたらされたものだ。
子孫である者が、祖先の勤労と節約を忘れ、日に日に怠惰と贅沢に慣れ、衣食に贅沢し、家を飾り、遊芸を学び、放蕩にふければ、ついに貧乏に至る。
これは怠惰と贅沢というゴミを積み重ねて、勤労と節約という家宝を埋めてしまったようなものだ。
そのゴミをきれいにし、家宝をもとにもどさなければ、貧乏から逃れられない。
もし、子孫である者が、怠惰と贅沢の習慣を改めて、祖先の勤労と節約の道に戻せば、貧乏から抜け出て富裕に戻るというのは簡単である。
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