昔の人の言葉に「政治は農業のようである」というのがある。
農夫が荒地を開くときには一鍬ごとに草を返して土を盛る。
一鍬から十鍬、百鍬、千鍬に至り、ようやく田畑が出来上がる。
しかし、雑草が生えてくることが止まることはない。
農夫はその雑草を常に取り、怠らなければ、農業は上手くいく。
民衆の感情が悪化するのは、ちょうど田畑に雑草が生えてくるようなものだ。
政治が民衆に教え導き、同時に産業などを盛んにすれば、政治は上手くいく。
愚かな役人は民衆を教え導くことをしない。
民衆をさげすみ、愚かすぎるので教え導いても無駄という。
これは大間違いではないか。もし農業を参考に、素晴らしい政治をすれば、愚かすぎる民衆ということはいえないのだ。
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