38.天地の道は、万物が生まれそして最後には死ぬことである。
ある人は「天の意思はただ生み育てることにある。しかし万物には命があり、それが尽きると死ぬ。だから死は天の意思ではない。」といったが、天と地があれば陰と陽がある。
陽は命を生み、陰はこれを殺す。
陰陽がめぐって、万物は生まれ滅び、循環が止まらない。天地はなぜ生と死とをなすのだろうか。
それは死ななければ新しく生まれることができないからだ。
その生死の原理は氷のようなものだ。氷は寒さで生まれ、暖さで解けてなくなる。
寒暖ともに天地・陰陽の道である。
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