34.草刈場を侵したり田を侵したり、訴訟を起こす者がいるのは、衰えた村によくあることである。しかし私の仕法を行えば、村全体のしきたりを改革しても恨み言をいうものはいない。
これは我が法が偉大だからである。
豊作でさえ年貢の減免を乞うのも、また衰えた村によくあることである。
我が法を行えば、水害や干ばつにあっても、年貢の減免を乞う者がいない。
ましてや豊作の年にはなおさらである。
これは他でもない。仁術に感動していて、また家ごとに十分な収穫があるので、減免を乞わなくても足りるからである。
管子は「倉が満ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る」といった。その通りである。
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