2010/08/30

二宮先生語録12 現代語訳

12.千里の道を行こうとする者は、まず足の具合を安定させなければならない。
足もとが安定しなければ、数歩でさえも歩けない。
ましてや千里歩いて行くことなど出来はしないのである。
人が事を行うのも同様である。
足もとを安定させなければ、事が成功することはない。
私の国を復興させる方法も同じである。
荒地や負債は恐れるに足らない。
ただ足もとを安定させる事が大事であるだけである。
それでは何を足もとというのであろうか。
分度のことである。
分度が一度決まれば、荒地が開け、負債がなくなり、衰えた国を復興させる事ができるのである。

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