93.今の世は泰平である。上は文武の政治があり、下には神儒仏の教えがあり、国民をおさめる方法はすべて備わっている。そうであれば、日本の国民は場所を得て、生活を楽しみ、荒地や借金の心配などないはずだ。しかし実際は、それらの問題で苦しんでいるものがたくさんいるのはどうしたことか。
諸侯が国家を治め役人がこれを助けている。荒地や人口減少、負債の問題などないはずであるが、実際はこれらの問題を抱えている者が多いのはどうしたことか。
神儒仏の教えはそれぞれ、身を修め、家を整え、国を治める道を教えている。そうであれば、負債で家を失うものなどいないはずであるが、実際は問題を抱えている者が多いのはどうしたことか。
それは文武の政治と神儒仏の教えにその方法が抜けているからである。
その問題を救い、政治を補うのは私の方法だけである。私の方法は政治と神儒仏の教えに抜けている部分からくる問題を助け救うものだ。なんと偉大なものであることか。
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