2012/07/03

15歳の志 橋本左内の名言

橋本左内名言BOT
幕末期の越前国福井藩士です。幕政改革に参加しましたが、志半ばで処刑されました。享年26。
  • 幼稚な心を取り去らなければならない。自己の修業を怠り、父母への依頼心を持つなどは幼稚な心である。幼稚な心を持てば何事も上達せず、とても天下の大豪傑などになれない。武士道第一歩は、幼稚な心を取り去ることだ。 
  • 何事も他人に負けてはならないとする気持ちと、決めた目的の下に一刻も油断なく、心の緊張を失わないことが大事だ。人間は気の持ち方一つで、どんな地位にも達することができる。 
  • 常に恥とは何かを知り、人に負けない様に強い気を持ち、どんなときでも権力に盲従してはならない。 
  • 私たちは生涯、忠義を尽くし、御恩に報いる目的で一切の艱難を乗り越えなければならない。この忠義の心を常に引き立たたせるためには、何事も負けてはならないという気位が絶対に必要である。 
  • いかに負けないという気持ちが強くても、志が立たない以上は、いくら努力しても、続かないものである。だからこそ、負けないぞという気位を持った後には、志を立てる事が大切なのだ。
  • 一度志を立てた以上は、何よりもまず目的を定め、少しの時間も無駄にせず、確実な道を歩んで、その目的を達成するように努力するのがよい。 
  • 偉人の経歴を読書により知って憧れること、師や友から聞いたことに発憤すること、自分が逆境に陥ったときに勇猛心を起こすこと、感激することの四つが志を立てる大きな理由となる。日常何の不足も感激もなく平々凡々に暮している時に志は立たない。 
  • 志のない人間は魂のない虫と同じで、いつまでも発展することは無いのだ。しかし一旦、何物にも負けないほどの志が立てば、それ以後は日夜発展するものである。天下に名を残した人物も、特別な人間であったわけではなく、その大志と堅固な意志とによって名を残したのである。
  • 大多数の世間の人々が、平凡な一生を終るのは、志が小さく、意志が弱いからだ。志の大小が、そのまま人間の大小を決定する最大の要素である。
  • 今日から聖人、豪傑を志した者が、明日、明後日と順次にそれに合わない性質を少しづつ取り去れば、最初は才能の無い者でも、聖人・豪傑の地位にまで達することが必ずできる。
  • 志を立てた以上は、その目的を達成しなければ意味がない。目的を達成するには一途にその方面のみを志して他は全て犠牲にする必要がある。 
  • 志を立て、その目的を達成する手段の中で最も近道だと思うのは、聖人の書物や種々の歴史本の中で、自分が特に刺激を受けた部分を別紙に書き抜いて壁に貼っておくか、扇などに書いておき、日夜朝夕それを眺め、常に反省しつつ及ばない点について勉め、進歩を楽しむのがよい。 
  • 学とは自分よりも優れた人々の善事、善行を真似して、自分もその地位にまで達することを意味する。忠義、孝行の人を見て、その人の平常の行動を真似し、自分も必ずその人に負けないほどの忠孝の武士になろうと、堅く志すのが学問の第一義である。
  • 一事を根気よく長時間続けることは困難なのである。勉とはそれに打つ勝つだけの忍耐力の養成を意味する。何事でも長時間の努力の結果でなければ、効果が見えるものではないのだ。 
  • 友人の中にも損友と益友がある。益友とは自分の欠点を遠慮なく告げてくれる友のことである。益友の印象は悪い。時には自分の感情を害する言行もあるが、大切にしなければならない。益友の言葉により自分を正しい道に導き、欠点に気付き、矯正するのがよい。 
  • 誰にでも何かの仕事に適する素質がある。世の中が必要とするものは多く、自分が役に立てることが必ずある。 
  • 激流にも耐えうる柱のように揺るぎない信念を心に持て。 

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